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バリア機能の低下が肌トラブルを引き起こす

多くの肌トラブルの原因に肌のバリア機能の低下が関係しているのはご存知ですか?


ニキビや乾燥肌、敏感肌なども肌のバリア機能の低下によって引き起こされることがあるのです。


しかも、ひどくなるとみんなが使っているコスメでも刺激を感じたり炎症を起こしたりするので、化粧品も選べるものが少なくなって大変です。


そうならないためにも、肌のバリア機能を正常に保つことが大切なのですが、意外と無意識にやっていることがバリア機能を低下させてしまっていることがあるのです。


そのため、バリア機能が低下してしまう原因や引き起こされる症状、対策として必要なスキンケアやおすすめの化粧品などを紹介したいと思います。


バリア機能が低下してしまう原因

肌のバリア機能を改善するためにも、まずは低下してしまう原因をしっかりと理解しておくことが大切です。


主な原因としてはどのようなものがあるかというと


  • 加齢
  • 生活習慣の乱れ
  • スキンケア不足
  • 過剰なスキンケア

といったものがあります。


それぞれについて、バリア機能にどのように悪影響を及ぼすのか?詳しく説明しましょう。


加齢

30代中盤以降になると今まで使っていた化粧水がしみるといった経験をする方が多くなってきますが、これは年齢とともに肌のバリア機能が低下して刺激に敏感になっているからです。


どうして加齢によって皮膚が敏感になるのかというと、ターンオーバーの乱れによって皮膚のバリアとして働いていた角質層の機能が劣化してしまうからです。


皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織という3種類の部分から構成されていて、0.2mmほどの表皮のさらに一番外側には0.02mmほどの角質層と呼ばれる膜が存在しています。


この角質層がバリアとして正常に働くために、古くなると垢になって剥がれて、また新しいものが再生するというサイクルを繰り返しています(これをターンオーバーと呼びます)。


でも、年齢とともに徐々に細胞の新陳代謝が低下してターンオーバーが乱れ、古い角質が残り続けてしまうため、バリア機能が低下してしまうのです。


生活習慣の乱れ

先ほど説明したターンオーバーは、主に睡眠中に行われるため、睡眠不足やバラバラな生活リズムで過ごしていると、若くてもターンオーバー乱れて角質層の機能が落ちてバリア機能が低下してしまいます。


しかも、睡眠時間をたくさん取ればいいというわけではなく、深い眠りについているときにターンオーバーが行われるため、質の良い睡眠をとる必要があるのです。


質の良い睡眠を取るためには、実は生活リズムをある程度一定にして、いつも決まった時間に眠るようにしなければならないのです。


週末は夜更かしなどをしていると、体はそのリズムを自律神経に刻むため、本来は活動すべき時間帯だと勘違いして深い眠りに付けなくなってしまうのです。


だから、ある程度睡眠時間を確保することも大切ですが、併せて生活リズムが乱れないようにすることもとても重要なのです。


スキンケア不足

角質層のもつバリア機能を発揮するためには、角質細胞同士が隙間なくきっちりと並んで層を形成している必要があります。


角質細胞の間には、細胞間脂質(主にセラミドという成分)というものが存在して隙間を埋めることで、外部からの不要物の侵入を抑えることでバリアとしての機能を維持しているのですが、クレンジングや洗顔によってこの細胞間脂質はどうしても流出してしまいます。


そのため、メイク落としや洗顔の後はには必ず保湿をするわけですが、ただ水分を塗っていても流出した細胞間脂質を補うことはできないのです(対策については後述)。


だから、しっかりと保湿をしているつもりでも水分を一時的に補給しているだけで、実はスキンケアが不足しているという方も少なくないのです。


過剰なスキンケア

先ほどとは反対に、スキンケアのやりすぎが原因でバリア機能が低下してしまっていることもあります。


クレンジングや洗顔で角質層に不可欠な細胞間脂質が流出してしまうと言いましたが、綺麗な肌を維持しようと一生懸命スキンケアをしている方ほど、この罠に陥りやすいので注意が必要です。


例えば、メイク汚れを残さないようにするために必要もないのに洗浄力の強いオイルクレンジングをしていたり、顔をゴシゴシと力を入れて摩擦するような洗顔方法が習慣になっている場合には見直しが必要な可能性があるでしょう。

バリア機能の低下が引き起こす症状

肌のバリア機能が低下すると、何となく刺激に対して敏感になるというのはご存知だと思いますが、実はそれだけではありません。


具体的にどのような症状を引き起こす可能性があるかというと


  • 敏感肌
  • 乾燥肌
  • ニキビ

といったトラブルを引き起こすことがあるのです。


では、どうしてこのような症状を引き起こしてしまうのか、その理由を説明しましょう。


敏感肌

敏感肌になるのは当然なのでそれほど説明はいらないでしょう。


イメージとしては擦りむいて傷などができた皮膚を想像するとわかりやすいと思います。


皮膚の表面が剥がれてバリア機能がなくなると、水さえもしみて痛みを感じますよね。


だから、角質層に異常が起きると、化粧水など本来は刺激のないものでも、炎症を起こしたりヒリヒリしたりするのです。


乾燥肌

バリア機能を維持するためには、角質層に存在する細胞間脂質(セラミドなど)が重要だと説明しましたが、この細胞間脂質は肌を保護するだけでなく、内側の水分が蒸発しないように保護する役割もあるのです。


そのため、刺激に敏感になりがちな肌は同時に水分を逃がしやすくなるため、乾燥肌にもなりやすくなってしまうのです。


化粧水をたくさん塗っているのにすぐに肌がつっぱるという方は、バリア機能の低下を疑ってみるといいでしょう。


ニキビ

バリア機能が低下するのはターンオーバーの乱れによって古い角質が増えることが原因の1つですが、古い角質が増えると毛穴の入り口を狭めてしまうため、どうしても毛穴が詰まりやすくなります。


そうするとニキビができやすくなり、さらに刺激にも敏感になっているため、ニキビによる炎症も悪化しやすくなってしまうのです。


そのため、大人になってもニキビを繰り返してしまったり、なかなか治らないということになってしまうのです。


このように、肌のバリア機能が低下すると敏感肌以外にもいろいろなトラブルを引き起こすことがあるので、早めに対処することが大切なのです。

バリア機能が低下した肌の対策として必要なスキンケア

バリア機能が低下してしまった時に必要な対策として、どのようなスキンケアをすればいいでしょうか?


それは


  • 必要な油分を補給する
  • 刺激を避ける

というポイントを抑えたスキンケアを実践することです。


もう少し具体的に説明しましょう。


必要な油分を補給する

これは何度も言っているように、バリア機能は角質細胞の隙間を埋めている細胞間脂質が重要な働きをしているのですが、この細胞間脂質の主な構成要素はセラミドです。


このセラミドという脂質(油分)が不足してしまうことが問題なので、不足した分についてはスキンケアでしっかりと補うということを意識するようにしましょう。


刺激を避ける

そして、刺激に弱くなった肌はちょっとした摩擦などでも肌荒れや赤みを引き起こすことがあるので、とにかく刺激を少なくすることが大切です。


そのためにも、今行っているクレンジングや洗顔のやり方をもう一度見直して見ることが大切です。


基本的にメイク落としでも洗顔でも、顔と手が直接触れるような洗い方をせずに、必ずクレンジング剤や泡で洗うようにして摩擦を避けるよう意識することが大切です。

バリア機能を改善するためのおすすめ化粧品

バリア機能の低下対策に必要なスキンケアをする上で、どのような化粧品を使用したいいかわからないという方もいると思います。


そのような方に参考になるように、おすすめのコスメをいくつか紹介しておきましょう。


化粧水や美容液

バリア機能の改善にはセラミドが欠かせないので、化粧水や美容液を選ぶときにはセラミドを配合したものを選ぶことが基本です。


でも、セラミドにも色々な種類があって、必ずしも人の肌に含まれているものに近いとも限らないのです。


そのため、不足したセラミドを補うことを目的として使用する化粧水や美容液については、ヒト型セラミドを配合したものを選ぶようにしてください。


ヒト型セラミドは人間の肌に含まれるものに近いセラミドなので、馴染みもよく、肌に合わないといった新たなトラブルを引き起こすことも少ないので安心して使用することができるでしょう。


クレンジング

セラミドを配合した化粧水や美容液を使っても改善しない場合には、メイク落としなどで必要以上にセラミドが流出している可能性があるので、クレンジングの見直しもするようにしましょう。


基本的に、肌が弱いっている方はオイルクレンジングのような洗浄力の強いものを使用すると、乾燥肌や敏感肌を促進させてしまうので、メイクを落とすのに程よい洗浄力のあるものを選ぶとよいでしょう。


肌への刺激の弱いクレンジングはどうしても洗浄力も弱く、結果的に時間がかかって摩擦による刺激が増えてしまう場合もあるので、できるだけメイクを控えめにしつつ適度に落とせるメイク落としを使うようにしましょう。


敏感肌の方におすすめなのは、ダブル洗顔不要のクレンジングジェルです。


洗顔を別途実施する必要がないため刺激が少なくなりますし、さらにジェルは硬さがあるため手と顔が直接接触するのを防いでくれるでの、洗浄力もあって刺激も適度なのでバランスが取れているのです。


もしも、刺激に敏感になってきたと感じていて、ダブル洗顔不要のクレンジングジェルを使っていないなら、取り入れてみることを検討してみて下さい。


洗顔料

最後に洗顔料ですが、これもクレンジングと同じでできるだけ刺激を少なくすることが大切です。


できればダブル洗顔不要のクレンジングだけで済ませてしまった方がいいのですが、どうしてもメイクをしっかりとしたいという方でオイルクレンジングなどを使っていると、最後にヌルヌルが残りがちなので、洗顔をしますよね。


そのため、洗顔料はできるだけ泡立ちがよく、しかも弾力のあるクッションのような泡を簡単に作れるものを選びましょう。


そうすることで、クレンジングジェルの場合と同じように手から顔への摩擦による刺激を抑制できるのでしょう。


このように、バリア機能を改善するにはスキンケアを総合的に見直す必要があるので、今あなたが行っているスキンケアのどこをみなすべきかしっかりと考えて、地道に継続していくことが大切なのです。